本日(4/5)から全国公開される映画『パスト ライブス/再会』
ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)・監督賞・脚本賞をはじめ
主要5部門にノミネート、また今年のアカデミー賞では
作品賞・脚本賞の2部門にノミネートされた作品です。
監督が、本作がデビュー作となるセリーヌ・ソン監督。
彼女は劇作家で、12歳でソウルからカナダに移住した自身の体験をもとに
オリジナル脚本を執筆して、監督も務めました。
淡々と抑えた演出で、
余白を感じさせる間合いのテンポが
観る者に想像の翼を広げてくれる感じの作風になっています。
韓国ドラマ好きの方にとっては
ドラマ『その恋、断固お断りします』の
ユ・テオが主演ということでも
興味を引くかなと思います。
韓国ドラマでもよく出てくる「縁」という言葉が
キーワードになっていて、
小学生で恋心を抱いていた幼なじみ同士が、
移住によって別れ別れになってしまい、
12年後、そしてさらにその12年後に再会して
展開されるラブストーリーです。
舞台は韓国とニューヨーク。
ユ・テオ演じるへソンは韓国で一般的韓国人男性として
兵役につき、大学を出て就職しています。
そんな毎日の中で、かつて小学生時代の初恋相手の
女の子(ノラ)のことを折に触れ思い出し
消息を探っていたところ、それがノラの知るところとなり
2人はオンラインで連絡を取り合うようになります。
ノラはカナダに移住したあと、ニューヨークに移り
劇作家としての成功を目指して頑張っていたところ。
だから、久しぶりのオンライン越しの再会に
ときめきを覚えるも、
恋に落ちている場合じゃない、成功しなくては!
と思って気持ちを自制して距離を置くことになります。
それからさらに12年後、36歳になった2人は、
今度はリアルで再会することになるのですが、
24年の時を経て対面したとき、
すでに結婚しているノラといまだ独身のへソンの想いは
どのように動いていくのか。
ということが描かれます。
特別な縁がある相手とは、
どれだけ時間が空いても
一瞬にしてあの時の感情に戻れてしまうものなのだ
と思わせられます。
でもロマンを追いかけるのか、
現実的な選択をするのか、それが問題ですね。
36歳という年齢の二人。
ある程度の地位や暮らしも確立しているだけに、
勢いや情熱だけでは進んでいけない
微妙な年齢設定になっているのも、
選択を難しくさせます。
日々の暮らしのなかで風化していく思いもあれば
ふっと思い出して、甘酸っぱい思いとともに
いてもたってもいられなくなる思いもあります。
それは恋に限らず、
あの頃の自分に対してということもあります。
そんなことも思い起こさせてくれる映画です。
映画自体の間合いがゆったりしているので、
見る側も、登場人物たちの心の動きを追いながら
自分もあの時、もしも違う選択をしていたら
縁は続いていただろうか、
どんな自分になっていただろうか、
などということに思いを馳せる余地が生まれます。
ニューヨークの風景を眺めながら、
久しぶりにそんな思いに浸ってみるのも
良いのではないでしょうか?
4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督/脚本:セリーヌ・ソン
出演:グレタ・リー、ユ・テオ、ジョン・マガロ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
Copyright 2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
公式サイト:https://happinet-phantom.com/pastlives
公式Twitter:@pastlives_jp
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