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韓国ミュージカル ON SCREEN『ファントム』

韓国の大作ミュージカルがスクリーンで見られるという企画『韓国ミュージカル ON SCREEN』の『エリザベート』に続く第2弾の『ファントム』に公開初日の9月12日に韓流好きのコミュニティー【韓流ライフナビ】の
有志の方々と一緒に観に行ってきました。

もう主演のキュヒョンの伸びやかで素晴らしい歌に驚きました。
もうこの映画収録の時点でミュージカル歴も13年、
本当に堂々たるミュージカル俳優さんになりました。

その後もキュヒョンで『フランケンシュタイン』を見ましたが、
本当にどんどん歌がうまくなっているなと思います。
努力のたまものですね。

そして、クリスティーヌを演じたイム・ソンヘさんは
世界的な現役のソプラノ歌手。
デビュー23年を迎えて初めてミュージカルに挑戦したのが
この『ファントム』でした。
収録2021年は3度目のクリスティーヌ役でしたが、
本格派の声という感じで圧巻でしたね。

シン・ヨンスクさんのカルロッタも、
愛嬌があって面白い、個人的には歴代で一番好きなカルロッタなので映像でも観られて嬉しかったです。

ということで、映画は2021年版ですが
『ファントム』という作品は韓国で2015年に初演されてから、今年で10周年になります。ちょっと『ファントム』について初演からのことを書いてみたいと思います。

まず『ファントム』は『オペラ座の怪人』と混同されがちですが、別の作品です。ただ、『オペラ座の怪人』と同じ、ガストン・ルルーの小説をもとにしています。

醜い顔のせいで仮面をつけてパリオペラ座の地下に隠れ住む、音楽の才能に溢れたファントムと呼ばれる男が、美しい声を持つ新人歌手に恋をして繰り広げられていく物語~という骨子は同じですが、曲も設定もストーリーも、全く異なるものに仕上げています。

『オペラ座の怪人』が曲からして有名すぎるので『ファントム』はマイナーな扱いを受けがちですが、韓国の『ファントム』は総合芸術の極みともいうべき圧巻の舞台で、2015年の初演を見た時、しばらく興奮が収まりませんでした。

『ファントム』ってこういう歌える人たちで作る作品なんだよねというのを実感。
何せオペラ座を舞台にオペラ座の地下に住んでいる、顔は醜いけれど、歌の才能に溢れた青年ファントムと、天使の声を持つ女性がファントムの指導を受けて、オペラのプリマドンナになっていく姿が描かれるわけですから、歌が上手くないともうそれだけで説得力にかけます。

歌うまさんがわんさかいる韓国の中でも飛び抜けて歌に定評がある俳優がファントム役に抜擢され、ヒロイン役には世界的に活躍している現役のオペラ歌手や声楽科出身のミュージカル女優らを起用して挑みますから、もう安心してどっぷりと聞き惚れられるわけです。

そして、2幕のファントムと呼ばれる青年の生い立ちを語る場面はバレエで表現しているのですが、ここにも国立バレエ団やユニバーサルバレエ団出身のスターダンサーが情感たっぷりに踊ってくれて、この踊りを見ているだけでも胸が締め付けられるようで、とにかく全てにおいて本物感が半端ない、クオリティが高い舞台です。

演出はロバート・ヨハンソン氏。韓国で『エリザベート』『レベッカ』『マリー・アントワネット』『笑う男』などなどを演出している、ドラマチックな舞台を作る演出家です。『ファントム』でも、オペラ座の豪華さと地下の幽玄さ、優美に見せるシーンと畳みかけるシーンのメリハリの聞いたスピーディーな展開で引き込まれます。

見せ場について言えば、一幕のこのファントムがクリスティーヌにレッスンをするシーンは映画『タイタニック』を彷彿させるところもあり、広がりのあるメロディがデュエットで歌われて胸がいっぱいになるときめきのシーンです。

この舞台は父と息子の物語でもあるので、そこも大きな見どころで、2幕のラスト近く、切ないセリフを泣き笑いしながら会話する父と息子の場面辺りから切なさにもう胸が痛くて、ラストはクリスティーヌの美しいソプラノがまるで天上の声のように全ての悲しみを包み込んでくれるイメージで、最後に救われたであろうファントムことエリック青年の心を想って、見終わって胸がいっぱいになりました。

もう圧倒的な歌唱力で、奥行きも広がりもあって迫力もすごいので、見ている方にはズドーンズドーンと響いてきます。

とまあ、こんなにも感動してしまい、韓国で上演されるたびに観に行く大好きな作品が『ファントム』なのです。

その作品が今年10周年を迎え、しかも私の大好きなパク・ヒョシンさんが久方ぶりに『ファントム』に帰ってくるとあって狂喜乱舞!そもそもこんなに私を虜にしたのがパク・ヒョシンさん演じるファントムでしたので、こんな貴重な舞台はみんなに観てもらわなくてはと今年は6月と8月にパク・ヒョシンさんの『ファントム』を見るツアーを主催してやりました。

パク・ヒョシンのファントムは絶品なんです。彼自身の個性と重なるというか、そこはかとない存在感とか霧の中にいるような、ミステリアスでちょっと湿気を含んだような感じがもうぴったりなんですよね。そして劇中ずっと終始震えているような、何かこう凍えているかのような、そんな演技なんです。もう体の隅々までがファントムそのものという感じ。

美しい母親に育てられ、人一倍美意識が高いから、余計に自分の醜さが許せないのであろうなと。だからこそ、深い絶望の中に身を置いている感じなんです。湿地帯のような湿った空気感満載の歌声でバズーカ砲のように歌い上げるので、声の振動が鼓膜にビンビン響いて、それと共に悲しみの情緒がずしんずしんと胸に響いてくるんです。

すごい肺活量でもう最後の一息までもう全くぶれない。安定の大声量。
細い体なのにどこからあんな声が出てくるんでしょうね。

ざざ~という、太い線どころか、面で迫ってくる感じで、絡め取られるというか絡みつかれるというか、あの湿気感に捉われるというか、そんな感じでこのファントムの悲しみとか、切なさがもうその声からも漂っているんですよ。

歌声だけでなく、隠れて生きてこざるを得なかった人物のコンプレックスやおびえ、それと裏返しの非常に高いプライドで、切れると怖いっていうところも余すところなく表現されている演技が素晴らしくて、仮面を伝って涙が流れ落ちるほど鼻をすすりながらの熱演に胸を打たれました。

もううまいとかを超えて、すごいんですよね。

とこんな具合にパク・ヒョシンさんの魔力に取り憑かれてしまいそうなクセになる魅力があります。霧に包まれて抜け出せなくなるような。

今回はパク・ヒョシンさんの出待ちもみんなでしまして、
舞台では仮面の下で観られなかったお顔もちゃんと見てきました。

今日本で映画上映されているのが2021年6月に収録された4演目の舞台ですが、その時は仮面の一部が顔の半分見える感じで、キュヒョンの綺麗な顔が半分は見えるので嬉しいんです。日本版とか宝塚も片目が見える仮面なので、韓国の5演目の今回はどうなんだろうと思っていたんですけど、今回はまた以前のバージョンに戻っていて全部、鼻から上が隠れてしまう仮面でしたね。

カーテンコールの時だけ、見えたの?見えないの?キャーっ‼ていうところで終わられるという、寸止めの、本当にうまい見せ方のカーテンコールでした。

ほかにも、4演まではシャンドン伯爵の「絶対に僕がクリスティーヌを探してみせる!」と歌うソロ曲が1曲入ってたんですけれども、もう今回の10周年バージョンはそれがなくなっていました。なので、伯爵はクリスティーヌに恋した気持ちを告げる歌1曲のみでしたね。

あとはセリフや歌詞の内容もバージョンごとに少しずつ違いがありますね。私が初演でキューンときて大好きだったセリフがもう再演の時にはなくなっていたこともあって、本当に舞台は一期一会で、次同じものがあるかどうかは分からないっていうのが、身にしみた舞台でもあります。

10周年を終えて次はどんなバージョンになるんだろうっていうのもすごく楽しみです。

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