2/9日に日本公開となる映画『梟フクロウ』は
朝鮮王朝、仁祖の時代に、世子の不審な死の謎に迫った作品。
これが、とっても面白かったです!
仁祖の時代は数々のドラマでも描かれるので
昭顕世子が原因不明の死を遂げて、
父親の仁祖が手を下したのでは…
というエピソードはかなり有名ですが、
本作はそのエピソードを盲目の鍼師の目線で描いています。
映画の冒頭に出てきますが、
朝鮮王朝実録には実際に以下のように書かれているんですね。
「朝鮮に戻った王の子は、ほどなくして病にかかり、命を落とした。
彼の全身は黒く変色し、目や耳、鼻や口など 七つの穴から鮮血を流し、
さながら薬物中毒死のようであった。」
本作では、この怪奇な死の真相を目撃したのが、
目の見えない鍼師だったと設定して
想像を大きく膨らませて緊迫感いっぱいに描いています。
王宮では、何も見ないふり、聞かないふりをしてこそ生き延びられる
と言い聞かされて、そのようにふるまおうとしてきた盲目の男が、
自分を認めてくれた世子の不幸な死を見て何を思い行動したのか。
鍼師という設定を上手に生かした内容で、
終盤のハラハラドキドキ感が半端なかったです。
見終わった後の満足感がとっても高いおすすめ作品です!
盲目の鍼師を演じるリュ・ジョンリョルは、
ドラマだと『恋のスケッチ~応答せよ1988~』が有名。
最近だと『人間失格』に出演しています。
映画は『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』、
『毒戦 BELIEVER』などですね。
独特の存在感がある人なので、
彼の雰囲気が映画のミステリー感を高めています。
一方、仁祖を演じているのがユ・へジン。
バラエティーの「三食ご飯」をはじめ、
『コンフィデンシャル/共助』『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』
『コンフィデンシャル:国際共助捜査』などの演技で
すっかりいい人キャライメージが定着していますが、
ここでは残酷で憎々しい王様をねっとりと演じています。
そしてキム・ソンチョルの昭顕世子が
不憫ながら精錬な人物像でとても良かったです。
仁祖の時代のドラマは直近だと『恋人』がそうですね。
ほかにも『華政』『推奴チュノ』『花たちの戦い~宮廷残酷史~』
などが同時代ですが、
このあたりを見ている方には特に興味深いと思います。
韓国年間最長No.1記録を樹立、
韓国内の映画賞では【25冠】の最多受賞に
輝いただけのことはある作品です。
2/9(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて
全国ロードショー
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