開運&仕事術&健康

 

 

 

■開運

 

ファンタジックな内容が多い韓国ドラマ。
いろいろとスピリチュアル的なことや
運気について出てくるので、そのあたりのこと、
基本的なことを知っておけば、ドラマがより堪能できますし、
何よりも考え方や捉え方など知っておくと
自分たちの人生に生かせると思います。

というわけで、このサイトでは、
運気に関する投稿も時々アップしていきます。

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開運、運気については、運気の専門家KAIさんの監修のもと、
数多くの占い本を手掛けてきたライターの高橋尚子さんに、
執筆していただきます。
韓国ドラマになぞらえて運気の説明をわかりやすく
ひも解いてくれています。

KAIさん高橋尚子さんのプロフィールは一番下を参照ください。




毎日の生活の中で、今日は何をやってもうまくいかないな、とか、
逆に身体も軽く気分も絶好調!仕事もはかどる〜!という日があります。

運の浮き沈み、というものですね。

悪いことばかりは続かず、また、良いことばかりが続くわけではない。

調子がいい日と悪い日が順繰りにやってきていることは、

なんとなく体感として誰しも察しているのではないでしょうか。


話は変わりますが。韓国ドラマのストーリー展開は、

ある一定のパターンがあります。

出会って、ぶつかって、通じ合って、試練が来て、

正面から向き合って、乗り越えて、初めて本当の愛で結ばれていく。

これがまさに、運気の流れなんです。

韓国ドラマは、生きた運気サンプル、

運気の乗り越え方を学ぶ良き参考書です。

 


というわけで話を戻しますと、

運気は、ざっくり「12周期」で巡っています。

12年で1周期、12か月で1周期、12日間で1周期というように、

12パターンの運気が順にやってきて、

それが終わると新しい周期がまた始まっていく。

その流れは、四季の変化に近いかもしれません。

植物にたとえると、

「種を蒔き、育てる春」を経て、

「花が咲く夏」が来て、

「実がなり収穫する秋」を味わい、

「種をおとし、土の中で春を待ち栄養を蓄える冬」を過ごす、

それで12周期が完成します。


補足ですが、

人それぞれ生まれたタイミングでこの周期はズレてくるので、

今この瞬間、絶好調の人がいれば、停滞気味の人も出てきます。

でもそれは、単に今、その人の星の運気がそうであるだけ。

今はそうでなくても、必ず誰にでも良いときがやってきます。

また、運気に沿って努力してこなかった人は、

良い運気でもその恩恵を受けられない場合があります。

なので、自分がいまどの運気にあるのかを知り、

それに沿って行動も選択していくことが大事になります。

どの運気のときに、どんな選択をすればいいのか、

そのあたりの詳しい話は追って解説していくとして。


今日は、基本となるこの12周期を、

年の運気に当てはめて解説してみたいと思います。

 


1 【運命周期の始まり。運命の種を蒔く】


環境の変化が起き、新しい挑戦、出会いが増えるときです。

運命の種を蒔く時とされ、なにか物事を始めたり、

いろいろな人に会ったり、経験を重ねることで、

新しい価値観に触れ、今後の可能性が広がっていきます。


韓ドラでいえば、偶然の出会い、最悪の出会いがこれ。

未知のタイプの人と出会い、
ぶつかったり、失敗したりしながら、世界が広がっていく時期です。


『愛の不時着』なら、北朝鮮の軍人ジョンヒョクと

大韓民国の上場企業CEOセリの出会い、

『梨泰院クラス』でいえば、タンバムの開店がこの運気。

特にセロイは梨泰院に自身の店を出したことで、

様々な出会いが生じ、その後の運命を大きく変えることになります。

 

 


2 【成長過程。蒔いた種を育てるとき】


前年に蒔いた種に水をやり、育てていく運気です。

前年同様、気になったことは何でもやってみる、

いろいろな人に会ってみる、

積極的に行動することが運を味方につけるカギになります。

自分からだけではなく、周囲から頼まれたり、誘われたり、

知らぬ間にいろいろなチャレンジをすることになる場合もあります。


韓ドラなら、最悪の出会いをした相手のことが少しずつ分かっていき、

距離を縮めていく運気。

その人を通して、自分の環境が変わっていく流れです。


『梨泰院クラス』では、長家会長の次男グンスがセロイに助けられ、

「初めて大人に会った」という場面があります。

それをきっかけにグンスは、セロイの店で働くことになるのですが、

そういう人に出会ったら飛び込め、ということですね。

グンスはセロイを通して成長していくわけです。

 


3 【決断のタイミング。絞り込み時期】


前年まで、たくさん蒔いた種の中から幾つかの芽が出てくるときです。

広げた人脈のなかから今後も必要な人を選んだり、

挑戦したもののなかから続けていきたいものを絞り込んでいく必要が出てきます。

この時期、人生に関わる大きな決断に迫られる人もいます。

そして、この決断はその後の人生を決めていきます。


ドラマなら、ちょうど告白のタイミングでしょうか。

いろいろ付き合ってきた人のなかから、

やっぱりこの人だ!と決意するときです。


『梨泰院〜』の第5話で、イソは「この人なら人生を懸けられる!」

という直感により、タンバムで働くことを決意。

その言葉を聞き、セロイも彼女の起用を決断します。

同時に、ヒョニがトランスジェンダーであることが発覚しますが、

「ヒョニと一緒に働けないうヤツは切る」という断言。

それぞれが、自分の居場所を選択する運気でした。

 


4 【いったん小休止。メンテンナンスを】


それまで突っ走ってきた分、心身ともにエネルギー切れ、

疲れが出てくるタイミングです。

少しペースダウンをして、身体を整え直したいとき。

季節でいえば、梅雨。

成長スピードが少し落ちますが、

ここで休むことで翌年パワーアップできるので、

どんな過ごし方をするかが大切になります。


ドラマでもそうですね。いざ告白したものの、

スムーズに受け入れてもらえないなど、少しもがくとき。

そこで立ち止まって考え直すことで、

より自分自身や相手が見えてきたしります。

 


5 【自分らしさが耀き出し、夢が応援されるとき】


育ててきたものが花を咲かせるとき。

それまで一生懸命やってきたことが、ようやく自信をもって

「自分の得意なことはこれだ」「やりたいことはこれだ」

と言えるようになってくるタイミングです。

今後の道が見えてきたり、夢が明確になり、

周りから応援されていきます。

一方で、好調運を感じなければ、努力が足りなかったということにも。

運気はいいので、ここからのやり直しもききます。


ドラマだと、2人の想いがようやく通じ合い、結ばれる運気ですね。


6 【気持ちが浮つき、遊び心が生まれるとき】


絶好調だった前年の運気を引きずり、油断が生まれたり、

調子に乗りすぎたり、他のものに目移りしたり、

といったことが起きやすくなる運気です。

気が散漫になり、うっかりミスをしでかしてしまうんですね。

ただ、運気自体は上昇途中なので、

本業や本命を忘れずにいれば、楽しく過ごせるときです。

(ちなみに、他のことに夢中になって電車を乗り過ごしたり、

遊びの予定が気になって仕事でミスをしたりすると、

あぁ今はこの運気か、と思うときがあります)


ドラマでもありますね。ラブラブになりすぎて、仕事大丈夫かい!

という中だるみ期です。


ここまで整理すると、

①〜③が「春」、④〜⑥が「夏」に相応します。

それぞれ季節の変わり目に小休止というか、

不安定な時期がありますが、いずれにしても1年ごとに少しずつ成長し、

運気も上昇していきます。

 

7【やり直し運気。過去の縁がつながる】

前年の緩んだ気持ち、中だるみした気持ちがキリッと引き締まり、
軌道修正がかかるときです。
本来の自分の夢や目標に立ち戻り、
再びやる気が起きてきます。

また、やり直しの運が宿るので、
過去に諦めたことに
再チャレンジする機会が訪れるようなことがあります。
子育てで仕事を離れていた人が復職する、みたいなことですね。

過去につながっていた人との縁が再びつながる運気なので、
思いがけない「再会」の可能性も。

一方で、持病の再発もありえますが、
これを機に治し切るチャンスになります。

韓ドラなら、
このあたりで主人公がやる気に目覚める、
ヒロインが挫折していた過去の夢にチャレンジする、
元カレ・元カノ出現、というケースもありますね(笑)

8【努力が実り評価が得られる運気。最高潮】

12年の運気でもっとも強運期と言われ、
①で蒔いた種がこれまでの努力によって育ち切り、
実を結び、周囲から評価されるときです。
仕事などでもコツコツやっていたことが、大きく開花し、
出世したり、賞をとったり、
満足いく結果が出る、そんな運気です。
精神的にも経済的にも満たされ、
ステージが上がるという感じでしょうか。

家を買うなど大きな買い物、
一生ものの買い物にもベストな時期。

ドラマでは、仕事も愛も手に入れた!みたいな、
幸せのピーク時です。

 

9【成果を喜び、感謝を伝えるとき】

前年からの好調が続き、穏やかな気持ちで過ごせるとき。
一方で、翌年から冬の時期に入るので、
後半からは徐々にペースを落とし、
冬支度を始める必要があります。

これまでお世話になった人に感謝を伝えたり、
気になっている問題を解決しておいたりと、
少しずつ「守り」の態勢に入っておくといい流れです。
好調運におごらないこと、周囲の人を大切にすること、
などがテーマになる運気ですね。

ドラマでは、
雲行きが怪しくなる少し前のタイミング。
この幸せはいつまでも続くか……みたいな、
幸せだけど、どこか不安もある、そんなときです。

10【予期せぬことが起きるとき。守りの運気】

俗に言う「大殺界」の最初の年。
信頼していた人に裏切られたり、
予期せぬ出来事が起きたり、
ペースが一気に崩れるときです。

前年とがらりと状況が変わり、
良かれと思ってやったことが裏目に出たり、
周囲に振り回されたりと、
思い通りにいきにくくなるかもしれません。

何かしら自分の弱点、
放置していた問題が表面化してくるので、
いろいろと気付かされ、落ち込むこともありそうです。

でも、これは自分自身を内省するチャンス!
外に出るより内を見つめながらじっくり過ごすことで、
ゆっくりと自分を変えていくタイミングがやってきたのだ
と捉えましょう。

韓ドラでは、
これが物語を大きく動かす起点になります。
親の反対だったり、病気の発覚だったり、
逃げてきた問題に向き合わざるを得なくなるとき。

下手に悪あがきしたり、隠したりすると、
問題は余計に悪化していきます。
さて、2人に試練が降り注ぎ、彼らはどうする?
というハラハラの展開ですね。

11【苦手の克服期。学び・インプットのとき】

運気の底であり、裏の自分が出てくるときです。
苦手だった人やものと関わることになったり、
本来の自分なら興味がなかったものや人が気になったり、
これまでと違う様相になります。

甘い誘惑や儲け話に心が揺れやすく、
いつもならしない選択をしてしまうことも。
そのため予想外の展開が起き、苦労や困難が増えますが、
その分、自分を鍛えられるときでもあります。
冬眠期なので、内面を磨くことで
自分の栄養として蓄えになります。

ドラマでは、
自分の弱点を突きつけられ、一番しんどい時期。
ただし、ここでしっかり向き合い、乗り越えることでしか
真の幸せは掴めません。
苦手を克服するには絶好のタイミングなのです。
確かな愛を築くために、絶対に必要な試練です。

12【断捨離、身辺整理のリセット期】

冬の終わり、運の低迷期の終わりが近づき、
少しずつ明るい気持ちや希望が見えてくるときです。

翌年から新しい運命周期に入るので、
再スタートを前に余計なものを手放し、
身軽になっておくべきタイミングといえます。

12年かけて成長してきたので、
昔の自分とは大きく変わっているはず。
このタイミングで、今後の自分にとって何が必要で、
何が不要かを取捨選択していく流れになります。

腐れ縁、悪縁など、不要な縁は自然と切れていく運気でもあり、
何かしらの「別れ」がやってくるので、
寂しく感じるかもしれませんが、
すべては始まりのための準備。
卒業式のようなイメージですね。

ドラマであれば、問題が解決されていくとき。
主人公たちが本当に大事なものは何かに気づき、
それを手にいれるため、
何かを捨てる選択を余儀なくされたりします。

彼らは、出会った当初とは生まれ変わったように
表情や雰囲気が変化しています。


そうやって、12の運気を経て、
次のフェーズへと入っていくんですね。

 

ここで①に戻り、
12周期が繰り返されていくわけです。

⑦〜⑨が実りの秋、
⑩〜⑫が内省と学びの冬眠期です。

 

人によって、生まれもった星の性質があり、
星ごとにこれらの運気の出方が少しずつ変わってきますが、
大きな流れは皆、同じです。

1年も同様に12か月で運気の周期がめぐり、
1日も12日ごとに周期がめぐっています。

なんだか調子の悪い日が2〜3日続き、
すっとやる気が戻って波に乗ってくる、という流れを、
自然に繰り返しているのです。

これらの運気ひとつひとつについては、
また別途解説していきますね。


『梨泰院クラス』が特に運気や運気の乗り越え方を学ぶにはぴったりなので、
KAIさんんのアドバイスをもとに、次回から
【「梨泰院クラス」から紐解く運気活用術】を
楽しく解説していこうと思っています。

 

読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回!

 

◆この記事の監修【KAI】
ヒーラー。
背中に守護神の龍神を持ち、オーストラリア、箱根で
一流の技術へと磨き上げあげる。
これまで渡り歩いてきた国の数は、アジア圏だけで100カ国以上。
その国々で報われない魂のために祈りを捧げ続けて来た。
某大手事務所に所属して芸能人、著名人、財界人など
日本だけに留まることなく、海外にもクライアントを持ち、
数万人を鑑定した実績がある。
またマイナスのエネルギーをプラスのエネルギーへシフトする
トランスミューターとして老若男女問わず絶大な人気を誇っている。

 

◆この記事の執筆【高橋尚子】
『韓国TVドラマガイド』チーフエディター。
エンタメライターとして雑誌やWEBなど各種媒体に執筆。
韓流および占いをメインとした書籍・コンテンツの企画・編集を手掛ける。
CSチャンネル衛星劇場の韓流番組「どっぷり韓流総決算」のコメンテーターなど
広く活動。現在、韓国エンタメ・ナビゲーター田代親世とともに、
YouTubeチャンネル「ちかちゃんねる☆韓流本舗」にて
韓国エンタメに関する情報を配信中。
「ちかちゃんねる☆韓流本舗」:https://www.youtube.com/@hanryuhonpo