天気がよければ会いにゆきます

<ドラマ概要>

ソ・ガンジュンとパク・ミニョン共演。
喧騒のソウルから田舎町に戻ってきたヒロインと
地元の青年が紡いでいく穏やかなラブストーリーです。

都会で心が折れてしまったヘウォンが
高校時代に暮らしていた自然に囲まれた田舎の町。
冬のひと時のあいだ、
叔母がいるペンションで過ごそうと帰ってきました。

そこで再会したのが高校時代の同級生だったウンソプ。
彼はペンションの隣で「グッドナイト本屋」という
ほとんど客が来ない書店を営んでいました。

実はウンソプにとって、ヘウォンは初恋の存在。
嬉しさを内に秘め、ヘウォンとのできごとを
ブログに綴る日々が始まっていきます。

 

<見どころ&感想>

テンポの良い弾むラブコメを見慣れた人にとっては、
間合いのある、まるで映画のような時間の流れ方をするドラマで、
主演のソ・ガンジュンもパク・ミニョンも
とっても繊細な演技を披露しています。

ソ・ガンジュンが静かな空気をまとった優しい青年に扮し、
初恋相手を前にして意識しすぎてぎこちない感じが
こそばゆいです。

本屋では同級生や町の人が集まって読書会があったり、
どんなことも瞬時にして街のみんなが知っていたり、
ゆったりと流れる時間の中で、
一見穏やかに時が流れていますが、
人生にとげが刺さっている人々のささくれた心が交錯してもいます。

特に、常に失うことを恐れているソ・ガンジュン演じる青年が宿す
そこはかとなく漂うあきらめ感や寂しさが切ないです。

そしてこのドラマ、主人公の同級生役でイ・ジェウクやキム・ヨンデが
出演しているのも嬉しいです。
当時はまだブレイク前の二人ですが、
それぞれに魅力的な存在感で、この人は誰?と目を引きます。

寒いということに気づいてもいなかった自分が
家に帰って実はとても寒かったことに気が付くような、
心の奥底の孤独に寄り添うようなお話です。

以下はドラマの感想を語っている動画です。
多少ネタバレはあるのでそのつもりでご覧ください