『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は、
自分のアイデンティティを周りに合わせるべくつくろったり、
模索したりしている人にとても刺さる映画だなと思います。
でも、結局普通って何だろう?
みんな、世間が作り上げた普通に合わせようと
どこかでしんどい思いをしているのかもしれない。
本当はこうしたいわけじゃないんだけど…的な。
だからつまりは、この映画は、そんなあなたに、
これまでの自分の身に起こった様々な出来事を
思い起こさせて刺さるのだと思います。

世界三大文学賞「国際ブッカー賞」や「ダブリン文学賞」に
ノミネートされたパク・サンヨンのベストセラー小説を、
キム・ゴウンとノ・サンヒョン主演で映画化。
内容は、
他人の目を気にせず、自分のやりたいことに正直に生きているせいで
自由奔放と思われ周りから浮いてしまっているジェヒと、
ゲイであることを隠しながら本当の自分というものを表に出せず、
どこかビクビクしながら孤独に生きているフンス。
そんな2人の大学時代の出会いから始まります。
フンスは、自分の弱点だと感じていた部分を、
「あなたらしさがなんで弱点なの?」と
こともなげに言ってのけるジェヒに
人として惹かれていきます。
ジェヒもまた、誰よりも分かり合えるものをフンスに感じて、
一緒に暮らし始めるのでした。

その後社会に出てからも
人生の大事な時を共に過ごしながら
相談し合い、励まし合って生活をともにする2人。
でもジェヒの嫉妬深い恋人がその関係を知ってしまい、
2人の友情はどうなってしまうのか…というストーリーです。
この 2人がお互いのことを1番理解し合って
本当にソウルメイトのように過ごしていく
十数年に渡る絆が描かれるのですが、
人は、パートナーとして愛する人がいるのとは別に、
本当に自分のことを理解してくれる人がいれば、
それで救われるし、鬼に金棒くらいの
頼もしい気持ちで生きていけるんだなと羨ましく感じました。

そんな相手に出会えた 2人。
性愛という意味では違うし、家族ともちょっと違うような。
そういうことにくくられない、理解し合える 2人の魂。
そんな結びつきを集約して言葉で表現しているのが
フンスの最後のナレーションとして出てきますが
私はここにすごくグッときました。
角度を変えてみると、
こういう関係は、お互いのパートナーにとっては
もしかしたらちょっと寂しいかもしれない。
自分以上にその人のことを理解する人がいるということだから。
でも、そのおかげで、
その人がその人らしくいられるのであれば、
素敵な関係だなと思います。
6月13日(金)全国ロードショー
映画公式サイト⇨https://loveinthebigcity.jp/
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