ファンタジックな内容が多い韓国ドラマ。
いろいろとスピリチュアル的なことや運気について出てくるので
そのあたりのこと、基本的なことを知っておけば
ドラマがより堪能できますし
何よりも考え方や捉え方など知っておくと
自分たちの人生に生かせると思います。
というわけで、このサイトでは、
運気に関する投稿も時々アップしていきます。
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開運、運気については、運気の専門家KAIさんの監修のもと、
数多くの占い本を手掛けてきたライターの高橋尚子さんに、
執筆していただきます。
韓国ドラマになぞらえて運気の説明をわかりやすく
ひも解いてくれています。
KAIさん高橋尚子さんのプロフィールは一番下を参照ください。
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運気のサイクルは、新しい種を蒔く春、種が芽を出し花が咲く夏、花が実となり収穫する秋、土の中で次の季節を待つ冬眠期……と、季節のようにめぐっている、という話を以前しました。
今回は、俳優たちの運気を例に、いま彼らはどんな運気の流れにあるのかを解説してみたいと思います。
スタートの運気 パク・ミニョン&ナ・イヌ
まずは、2024年に「春」の運気にあった俳優たちを紹介しましょう。その筆頭にあがるのが、パク・ミニョンさんとナ・イヌさんです。2人は実は同じ星で、同じ運気の流れにあります。
『私の夫と結婚して』Prime Videoで独占配信中 ©Studio Dragon by CJ ENM
そして、『私の夫と結婚して』の大ヒットにより大きな人気を得た2024年は、彼らにとって、人生の新しいステージの幕が開けるスタートの年でした。
実は、2021年から2023年までは、彼らにとって冬の運気でした。特にパク・ミニョンさんは、2022年に年上の実業家との熱愛が発覚。その恋人の投資詐欺問題が発覚し、すったもんだあったことはご存知の人も多いのでは。関係を解消したものの、2023年には元彼の株価操作罪にパク・ミニョンさんが関与していたのではという疑惑が巻き起こり、大変な目に遭います。
ちなみに、2022年には『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能? !』(撮影は2021年)、『月水金火木土』の2作が放送。プライベートのスキャンダルにより、作品のプロモーションもままならなかった時期です。
が、ここで重要なのは、「悪いこと、大変なことばかり起きるときは、ステージが変わるとき」であるということです。春の運気を迎える=ステージが変わるということは、古いもので新しい未来のステージに必要ないものは削ぎ落す必要がある。違和感を抱く人間関係や仕事など、しがらみを断ち切り、それまでの自分の考え方を変えることが求められるのです。
ちなみに、人の脳は、慣れていないことがとっても嫌いです。なので、「なんとなく違うなぁ」と思いつつ、慣れ親しんだ人間関係や環境を手放すことができない。別れたほうがいいのに、ずるずると同じ相手と付き合い、同じ環境のなかで過ごしてしまうのです。
しかし! 冬から春に変わる「移行期」は容赦ありません。
パク・ミニョンさんの場合、恋人の問題が発覚し、嫌が上でも執着を手放さざるを得なくなりました。そして、自分のなかの膿を出し切った結果、新しい運気が始まる2024年に、『私の夫と結婚して』で本来の“ロマンスクイーン”としての座、相手役をブレイクさせる“あげまん”力を発揮したわけです。
ナ・イヌさんも、2021年は『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で突然の主演交代により大きなプレッシャーと戦うことになります。冬の運気は予期せぬ出来事に振り回されやすい運気なのですが、まさに!というわけ。
『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』©2021 Victory Contents Co.,Ltd. All rights reserved
冬の運気では、慣れないことをやるはめになったり、苦労を強いられたりする一方、それらをうまく学びの機会と受け止めていけば、春の運気に良いスタートを切ることができます。主演ドラマ『ジンクスの恋人』(2022年)や『ずっとあなたを待っていました』(2023年)は、視聴率的にも伸び悩みましたが、この時期の頑張りが、『私の夫と結婚して』というチャンスを生んでくれたのでしょう。
2人は、今年蒔いた種を2025年以降、大切に育てていくことになります。登山で例えると、登り始めた1合目あたり。以前より高い山の頂上を目指して、新たな挑戦を重ねていくことになるでしょう。
芽が伸びる運気 チ・チャンウク
もう1人、春の運気真っ只中の人がいます。それは、チ・チャンウクさんです。彼の場合、2020年から2022年までが冬眠期、2023年に新しい人生ステージが始まりました。
©SPRING COMPANY
2023年は、古巣の事務所との契約満了を機に独立、長年彼のマネージャーを務めてきたパン氏が設立した会社と契約を結ぶことに。冬から春の運気に変わる時期は、「移行期」とも言われますが、まさにその移行期に、独立という行動を選択しているわけです。
さらに、この年は、初のノワール作品『最悪の悪』という、それまでのイメージを一新するような大きな挑戦に臨みます。一段高いステージで、一段高い山に登り始めたチ・チャンウク。運気をうまく味方につけているなぁ!と思います。
ちなみに、『コンビニのセッピョル』(2020年)、『都会の男女の恋愛法』(2020−21年)、『アンナラスマナラ−魔法の旋律−』『あなたが願いを言えば』(ともに2022年)が、冬眠期の作品。評価はかんばしくなかったかもしれませんが、ここで謙虚に作品に打ち込んだことが、2023年の華麗なる挑戦と成功につながっています。
冬の運気は“その人らしさ”がどうも発揮できない流れなのですが、春になると、ぱっと霧が晴れたように、本来のその人らしさが戻ってきます。2023年に、ミュージカル『あの日々』の再演を果たしていますが、これも納得です。
そして、2024年は、蒔いた種を育て、活動の場を広げる運気。日本でのツアーもありましたが、こうした活動は2023年の「独立」が利いているんだろうなと思います。チャンウクは、2025年に「決定」の運気がやってくるので、今後の俳優人生を左右する大きな選択があるかもしれません。
というわけで、この3人は、スタートの運気にうまく乗った好例。そして、彼らに共通していえることは、「冬の大変な時期を経て、ステージを変えた」ということです。登山でいえば、頂上(秋の運気)まで登りつめたのち、下山(冬の運気)で足腰の筋肉を鍛え、新しい山を見つけて登り始めたという感じでしょうか。
冬の運気って、そんなに大変なの? と思うかもしれませんが、大丈夫。ちゃんと通り過ぎるし、乗り越えられます。
とはいえ、下山(冬)はしんどいもの。富士山のように高い山に登ったあとは、急な下り坂が待っています。急な斜面で転げそうになったり、腰を下ろしたくても角度があるから落ち着いて休めない。
実は、立ち止まって周りの風景をながめる余裕がある「登り」に比べて、下山は足を踏ん張らないと止まっていられず、風景を楽しむ余裕がないのです。
しかも、登るのは途中で辞めることができても、下山は辞めることができません。途中で、下りるの辞〜めた!と言っても、山の途中で残されてしまうことになります。
そんな下山の大変さは、富士山に登ったことのある人ならおわかりになるでしょう。
ただ、麓に近づくにつれ、下山できた喜びはひとしおです。すべての欲が消え、感謝が生まれているので、次の新しい山登りは、次元が変わってくるのです。
いま生き生きと挑戦している俳優たちにも、その前に「下山」の苦労があったことをわかっておくと、見方も変わってきますよね。
俳優だけでなく、私たちも同じです。いま、「下山中かな」と感じているなら、しっかり下りきって、新しい山を見つけにいきましょう。
もうひとつ、春の運気は、新しい家庭を築き、子供を授かる人が多いとも言われています。パク・シネさんがまさにこれ。彼女は、新しい運命の始まりの年に結婚、出産を経験しています。そして、「決定」の運気が宿る2024年に、『ドクタースランプ』『悪魔な彼女は裁判官』と、女優としての本格復帰を選択。女優として第2のステージを切り拓きました。
夏以降の俳優さんの運気については、また折を見て紹介したいと思います。
文:高橋尚子
*この解説は、KAIさんの監修のもとに書かれています。
◆この記事の監修【KAI】
ヒーラー。背中に守護神の龍神を持ち、オーストラリア、箱根で一流の技術へと磨き上げあげる。これまで渡り歩いてきた国の数は、アジア圏だけで100カ国以上。その国々で報われない魂のために祈りを捧げ続けて来た。某大手事務所に所属して芸能人、著名人、財界人など日本だけに留まることなく、海外にもクライアントを持ち、数万人を鑑定した実績がある。またマイナスのエネルギーをプラスのエネルギーへシフトするトランスミューターとして老若男女問わず絶大な人気を誇っている。
KAIプロフィール→
◆この記事の執筆【高橋尚子】
『韓国TVドラマガイド』チーフエディター。エンタメライターとして雑誌やWEBなど各種媒体に執筆。韓流および占いをメインとした書籍・コンテンツの企画・編集を手掛ける。CSチャンネル衛星劇場の韓流番組「どっぷり韓流総決算」のコメンテーターなど広く活動。現在、韓国エンタメ・ナビゲーター田代親世とともに、YouTubeチャンネル「ちかちゃんねる☆韓流本舗」にて韓国エンタメに関する情報を配信中。
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