• TOP
  • ブログ
  • 韓国ドラマで見る12周期<前編>

韓国ドラマで見る12周期<前編>

ファンタジックな内容が多い韓国ドラマ。
いろいろとスピリチュアル的なことや
運気について出てくるので、そのあたりのこと、
基本的なことを知っておけば、ドラマがより堪能できますし、
何よりも考え方や捉え方など知っておくと
自分たちの人生に生かせると思います。

というわけで、このサイトでは、
運気に関する投稿も時々アップしていきます。

 

☆☆☆   ☆☆☆   ☆☆☆

開運、運気については、運気の専門家KAIさんの監修のもと、
数多くの占い本を手掛けてきたライターの高橋尚子さんに、
執筆していただきます。
韓国ドラマになぞらえて運気の説明をわかりやすく
ひも解いてくれています。

KAIさん高橋尚子さんのプロフィールは一番下を参照ください。

毎日の生活の中で、今日は何をやってもうまくいかないな、
とか、
逆に身体も軽く気分も絶好調!仕事もはかどる〜!
という日があります。
運の浮き沈み、というものですね。

悪いことばかりは続かず、
また、良いことばかりが続くわけではない。

調子がいい日と悪い日が順繰りにやってきていることは、
なんとなく体感として
誰しも察しているのではないでしょうか。

話は変わりますが。韓国ドラマのストーリー展開は、
ある一定のパターンがあります。

出会って、ぶつかって、通じ合って、試練が来て、
正面から向き合って、乗り越えて、
初めて本当の愛で結ばれていく。

これがまさに、運気の流れなんです。

韓国ドラマは、生きた運気サンプル、
運気の乗り越え方を学ぶ良き参考書です。

というわけで話を戻しますと、

運気は、ざっくり「12周期」で巡っています。

12年で1周期、12か月で1周期、12日間で1周期というように、
12パターンの運気が順にやってきて、
それが終わると新しい周期がまた始まっていく。
その流れは、四季の変化に近いかもしれません。

植物にたとえると、
「種を蒔き、育てる春」を経て、
「花が咲く夏」が来て、
「実がなり収穫する秋」を味わい、
「種をおとし、土の中で春を待ち栄養を蓄える冬」を過ごす、
それで12周期が完成します。

補足ですが、

人それぞれ生まれたタイミングでこの周期はズレてくるので、
今この瞬間、絶好調の人がいれば、
停滞気味の人も出てきます。

でもそれは、単に今、その人の星の運気がそうであるだけ。
今はそうでなくても、必ず誰にでも良いときがやってきます。

また、運気に沿って努力してこなかった人は、
良い運気でもその恩恵を受けられない場合があります。

なので、自分がいまどの運気にあるのかを知り、
それに沿って行動も選択していくことが大事になります。

どの運気のときに、どんな選択をすればいいのか、
そのあたりの詳しい話は追って解説していくとして。

今日は、基本となるこの12周期を、
年の運気に当てはめて解説してみたいと思います。

1 【運命周期の始まり。運命の種を蒔く】

環境の変化が起き、新しい挑戦、出会いが増えるときです。
運命の種を蒔く時とされ、なにか物事を始めたり、
いろいろな人に会ったり、経験を重ねることで、
新しい価値観に触れ、今後の可能性が広がっていきます。

韓ドラでいえば、偶然の出会い、最悪の出会いがこれ。

未知のタイプの人と出会い、
ぶつかったり、失敗したりしながら、世界が広がっていく時期です。

『愛の不時着』なら、北朝鮮の軍人ジョンヒョクと
大韓民国の上場企業CEOセリの出会い、

『梨泰院クラス』でいえば、タンバムの開店がこの運気。
特にセロイは梨泰院に自身の店を出したことで、
様々な出会いが生じ、その後の運命を大きく変えることになります。

2 【成長過程。蒔いた種を育てるとき】

前年に蒔いた種に水をやり、育てていく運気です。

前年同様、気になったことは何でもやってみる、
いろいろな人に会ってみる、
積極的に行動することが運を味方につけるカギになります。

自分からだけではなく、周囲から頼まれたり、誘われたり、
知らぬ間にいろいろなチャレンジをすることになる場合もあります。

韓ドラなら、
最悪の出会いをした相手のことが少しずつ分かっていき、
距離を縮めていく運気。
その人を通して、自分の環境が変わっていく流れです。

『梨泰院クラス』では、
長家の会長の次男グンスがセロイに助けられ、
「初めて大人に会った」という場面があります。
それをきっかけにグンスは、セロイの店で働くことになるのですが、
そういう人に出会ったら飛び込め、ということですね。
グンスはセロイを通して成長していくわけです。

3 【決断のタイミング。絞り込み時期】

前年まで、たくさん蒔いた種の中から幾つかの芽が出てくるときです。

広げた人脈のなかから今後も必要な人を選んだり、
挑戦したもののなかから続けていきたいものを
絞り込んでいく必要が出てきます。

この時期、人生に関わる大きな決断に迫られる人もいます。
そして、この決断はその後の人生を決めていきます。

ドラマなら、ちょうど告白のタイミングでしょうか。
いろいろ付き合ってきた人のなかから、
やっぱりこの人だ!と決意するときです。

『梨泰院〜』の第5話で、
イソは「この人なら人生を懸けられる!」という直感により、
タンバムで働くことを決意。
その言葉を聞き、セロイも彼女の起用を決断します。

同時に、ヒョニがトランスジェンダーであることが発覚しますが、
「ヒョニと一緒に働けないうヤツは切る」という断言。

それぞれが、自分の居場所を選択する運気でした。

4 【いったん小休止。メンテンナンスを】

それまで突っ走ってきた分、心身ともにエネルギー切れ、
疲れが出てくるタイミングです。
少しペースダウンをして、身体を整え直したいとき。

季節でいえば、梅雨。

成長スピードが少し落ちますが、
ここで休むことで翌年パワーアップできるので、
どんな過ごし方をするかが大切になります。

ドラマでもそうですね。いざ告白したものの、
スムーズに受け入れてもらえないなど、少しもがくとき。
そこで立ち止まって考え直すことで、
より自分自身や相手が見えてきたしります。

5 【自分らしさが耀き出し、夢が応援されるとき】

育ててきたものが花を咲かせるとき。

それまで一生懸命やってきたことが、ようやく自信をもって
「自分の得意なことはこれだ」「やりたいことはこれだ」
と言えるようになってくるタイミングです。

今後の道が見えてきたり、夢が明確になり、
周りから応援されていきます。

一方で、好調運を感じなければ、
努力が足りなかったということにも。
運気はいいので、ここからのやり直しもききます。

ドラマだと、2人の想いがようやく通じ合い、
結ばれる運気ですね。

6 【気持ちが浮つき、遊び心が生まれるとき】

絶好調だった前年の運気を引きずり、
油断が生まれたり、調子に乗りすぎたり、
他のものに目移りしたり、
といったことが起きやすくなる運気です。

気が散漫になり、
うっかりミスをしでかしてしまうんですね。

ただ、運気自体は上昇途中なので、
本業や本命を忘れずにいれば、楽しく過ごせるときです。
(ちなみに、他のことに夢中になって電車を乗り過ごしたり、
遊びの予定が気になって仕事でミスをしたりすると、
あぁ今はこの運気か、と思うときがあります)

ドラマでもありますね。
ラブラブになりすぎて、仕事大丈夫かい!
という中だるみ期です。

ここまで整理すると、

①〜③が「春」、④〜⑥が「夏」に相応します。

それぞれ季節の変わり目に小休止というか、
不安定な時期がありますが、
いずれにしても1年ごとに少しずつ成長し、
運気も上昇していきます。

長くなりましたので、
⑦〜⑫の運気は、後編に続きます。

◆この記事の監修【KAI】
ヒーラー。
背中に守護神の龍神を持ち、オーストラリア、箱根で
一流の技術へと磨き上げあげる。
これまで渡り歩いてきた国の数は、アジア圏だけで100カ国以上。
その国々で報われない魂のために祈りを捧げ続けて来た。
某大手事務所に所属して芸能人、著名人、財界人など
日本だけに留まることなく、海外にもクライアントを持ち、
数万人を鑑定した実績がある。
またマイナスのエネルギーをプラスのエネルギーへシフトする
トランスミューターとして老若男女問わず絶大な人気を誇っている。

◆この記事の執筆【高橋尚子】
『韓国TVドラマガイド』チーフエディター。
エンタメライターとして雑誌やWEBなど各種媒体に執筆。
韓流および占いをメインとした書籍・コンテンツの企画・編集を手掛ける。
CSチャンネル衛星劇場の韓流番組「どっぷり韓流総決算」のコメンテーターなど
広く活動。現在、韓国エンタメ・ナビゲーター田代親世とともに、
YouTubeチャンネル「ちかちゃんねる☆韓流本舗」にて
韓国エンタメに関する情報を配信中。
「ちかちゃんねる☆韓流本舗」:https://www.youtube.com/@hanryuhonpo