キム・ジュンスによるコンサート
『KIMJUNSU 2022 CONCERT [DIMENSION] IN TOKYO』が、
7月8日、9日、10日の3日間にわたり
東京ガーデンシアターで行われました。
私はその初日と最後の日を観覧したので、
観覧レポをお届けします。
※このページの写真はすべて© 2022 PALMTREE ISLAND Co., Ltd. All rights reserved
まず、私自身がこんな大規模のリアルコンサートが
久方ぶりだったので、
公演が始まる前の、観客みんなの期待に満ちたざわざわ感が心地よく、
その高揚感が、今までかかっていた音楽がぴたりと止むと
ついに始まる!というドキドキ感に代わって
待ち構えている時間から、大型スクリーンにバーンとジュンスの顔が映し出され、
来るぞ、来るぞ!キター‼
と、ステージ上に現れたジュンスの生登場に「キャーっ」となるという
この一連の流れが、
あーライブってこうだったなって思わせられて、
もう胸がいっぱいでした。
オープニングのダンス曲を歌い終わってしゃべり始めたジュンス。
「本当に日本に来たかったし会いたかったけれど、
あまりに長い間日本語を話していなかったので
3歳くらいの実力になってしまった。
久しぶりに会えるドキドキと、日本語の不安で前日眠れなかった」
と、さっきまでの、ダンサーを引き連れて
クールにかっこよく決めていた姿とは一転、
愛嬌いっぱいのトークが繰り広げられました。
まさにギャップ萌えですね💕
来日コンサートが3年3ヶ月ぶりっていうことで、
日本語が最初はたどたどしいのですが、
それを一生懸命思い出しながら喋っているのが
とてもかわいくて、
その懸命さにとっても好感を持ちました。
「すまない気持ち」とか「散々になって」とか「老ける」とか。
面白い語彙がバンバン出てきて、それも面白かったです。
おしゃべりだけでも十分満足できちゃうような、
いつまでも聞いていたいトークでした。
そしてなんと本番中に足を痛めてしまって、
十分にダンスができない状態になってしまい、
それがご本人としても
もどかしさと申し訳なさでいっぱい
というのは感じましたけれど
逆に、ダンスができなくても歌だけで聴かせることができる
ジュンスの実力がすごく確認できた時間でした。
そしていつみてもすごいなと思うのがジュンスタイム。
ジュンスのコンサート恒例の時間で、
『アラジン』の魔法のランプの精ジニーのように
ファンからのお願いを3つ叶えてあげるというコーナーです。
ここはいつもながら、
どんなリクエストが来ても対応できる、それも見事に!
という、アーティストとしての瞬発力と能力の高さに感動します。
本当、真のエンターテイナーだなと思いました。
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そしてここではファンのプレゼン力にも感動ですね。
歌ってほしい曲の音源や映像のUSBやスケッチブックなどを
しっかり準備して、ジュンスにいかに分かりやすく伝えるかという工夫が
ちゃんとされていて、みんなすごいなって思いました。
初日公演ではTikTokで流行している「全力〇〇」に挑戦したり、
ファンの方の演奏音源に合わせての生歌を披露したり。
でも先走ってアカペラで歌い出したら、
「ジュンスごめんなさい。伴奏に合わせて歌ってください~」って
しっかりダメ出しされたりして(爆)。
このあたりのファンとの距離感も
とてもアットホームでなごみました。
MCしながら時々言葉が浮かばないと
「バカ-っ」と頭を抱えちゃったりして、
そんなところも可愛かったです。
観客に一つ一つ教えてもらいながらしゃべっていて、
それでもずっと日本語でMCをやって立派でした。
会場には、お母さんの影響で知りました、という
10代のファンもいて、
2世代、3世代に渡って見に来てるっていうのも、
こういう日本の文化いいですね~とジュンスも喜んでいました。
その中で、初日は88歳の方がいたんです。
とってもおしゃれで素敵だったんですよ。
あの姿が願望に入りましたね
ああいう風に、年を重ねても、
元気で素敵にライブを楽しめるという理想形を
見せていただきました。
で、私はまた最終日の3日目にも行きましたが、
ガラッとセットリストも変えて、
中途半端にダンスを見せるよりはと
バラードコンサートに切り替えたこの
危機管理対応力の高さも、
さすがだなと思いました。
バラードだけで十二分に魅せられるジュンスの能力が
再認識できる時間だったなと思います。
バラードに特化したことで、
ジュンスの声のスペクトラムをより堪能できました。
セットリストにミュージカルの曲がなかったので、
ジュンスタイムではミュージカル曲を歌ってくれたりと
すごく配慮をしてくれていたのも嬉しかったです。
韓国でミュージカルの舞台に立つと30%は日本のお客さんなのだそうです。
そんな風にいつも見に来てくれる日本のファンのためにも
今後は日本でもミュージカルをやりたいと思っているし、
具体的な話も進んでいるとのことで、
期待していてくださいと、
嬉しいご報告も飛び出しました。
そして
「実は僕は、ミュージカルばっかりずっとやってたし、
なかなか会えなかったから、こんな風に日本でコンサートすることは
無理なんじゃないかって思っていたんですよ」
っていうことをまたポロっと言ってくれたのも、
スターだけど人間味が感じられたし、
ファンとの信頼関係も感じられて
なんかキュンときちゃいました。
本当に、大いに笑ってじんわりして感動させてくれる、
とっても素敵な楽しい時間でした。
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2022年7月14日執筆